留学同大祝祭(2011.12.11)
★留学同同盟員たちによる総合文化公演≪私にとってのウリハッキョ≫
1年間をかけて取り組んできた≪留学同大祝祭≫が2011年12月11日(日)に大盛況で幕を閉じました。
3月のスプリングセミナーでは≪留学同大祝祭≫が提起されると賛否両論。今まで経験したことのない大規模な構想と行事内容に全員が真剣に考えました。「各地方の実情を思うと2011年は力量構築に力を入れた方がいいのではないか?」、卒業を控えた4年生は「後輩たちはこんなに大きな行事を抱えることが出来るのだろうか?」と心配し議論は紛糾を極めました。しかし、4月から最高学年となる3年生が夜通し討論を重ね「留学同大祝祭という名の在日朝鮮人運動をしよう」を合言葉に≪留学同大祝祭≫の開催を決意。そして、その後に行われた留学同第32次大会で満場一致で採択されたのでした。
実行委員会では多くの同胞学生を巻き込み、留学同の存在感を表すためにはどのような形式がいいのかを何度も何度も協議を重ねました。
まず、
留学同の先輩たちが築いた輝かしい歴史を受け継ごうと考え始めたのがOB/OGに対する聞き取り調査でした。時代は変われども葛藤をしながら民族を守ってきた先輩たちの姿に学びたいと全国で8人の先輩に聞き取り調査を行い、祖国に帰国した4人の先輩からもメッセージが寄せられました。先輩たちが私たちと同じようにウリマルや歴史を学び、トンムたちと素晴らしい時間を過ごしていたこと、一様に留学同を愛し、留学同で培った人生観を大事にしていることは私たちの留学同を見直す上でとても大きな糧となりました。
1部ではこのOB/OGのインタビューや、留学同の歴史を振り返る映像を中心に各本部が演目を披露しました。オープニングを飾ったのは留学同京都のバンド演奏。学生たちの等身大の姿を≪ウリルル ポシラ(私たちを見よ)≫という曲で勢いよく表現し、会場を沸かせました。
続いて留学同兵庫の創作舞踊。無声演劇ともいえるこの舞踊は、植民地下の朝鮮で作られた映画≪アリラン( 羅雲茎 )≫をモチーフに学生たち自身の手で創作されました。醜悪な植民地支配の本質と朝鮮民衆の崇高な独立精神を表現しただけでなく、植民地主義に対して徹底的に抗おうとする留学同学生の姿勢も示されました。
留学同大阪の重唱≪キル(道)≫は、「アボジ、オモニが歌った歌を、今私たちが歌います。私たちが生きる道はこの道だけです」という歌詞にのせて伝統を継承する私たちの意思を示したものであり、噛みしめるように歌うその声は心をうつものであったと思います。
関東ブロック(東京、西東京、神奈川、埼玉各本部合同)の民族舞踊では、朝鮮固有の舞踊の美しさで観客を魅了し、中四国と九州が合同で創作し取り組んだ重唱≪ポッコルム(歩み)≫からは、学生らの留学同へのサラン(愛)があふれていました。
1部の最後を飾った大阪と京都のサムルノリは、難しいチャンダンに息を合わせ迫力ある魂の音を響かせました。また、出演者たちの活き活きとした表情が「希望」を感じさせてくれるものでした。
2部では留学同東海が、今回の公演テーマでもある≪私にとっての"ウリハッキョ"≫を演劇で表現しました。現在の留学同の学生たちの葛藤、親や友達との関係。ネットや学校やバイト先で耳にする朝鮮人に対する侮蔑や偏見の言葉。。。色々な場面、色々な登場人物に感情移入できる作品でした。ハルモニたちが夜間学校で言葉を取り戻すその姿はまさに、半世紀以上もの間、先輩たちが、そして私たちが行ってきた民族を取り戻す姿と重なりました。ただ単に、自分探しの場ではなく、抵抗して生きていくこと、両親や友達と出会いなおす過程。。。
感想文で最も反響が大きかった演目でした。
フィナーレを飾ったのは関東ブロックの農学舞。50人以上が一気にステージに上がる農学舞はフィナーレを飾るのにふさわしい華やかなものでした。
この日のために創られた合唱曲≪アプロ(前に)≫を、出演者全員で歌いながら涙を流す出演者の姿は、留学同がまさに≪ウリハッキョ(学校)≫、心の拠り所であるということをストレートに伝えてくれました(会場からはスタンディングオベーションが!)。
当日わざわざ足を運んでくださり、観覧してくださった多くの方々、本当にありがとうございました。
≪留学同大祝祭≫の準備過程で、実行委員を始め多くの学生が常に言っていたことは、「留学同大祝祭はゴールではなくスタートである!」という事です。
その言葉通り、出演者を始めとする留学同の学生は、今回の大祝祭で主張したこと一つ一つに嘘が無いように活動を進めて行きます。
≪留学同大祝祭≫の感動を胸に、在日朝鮮人運動と留学同の新たな全盛期を私たちの手で切り開こう!
朝鮮新報紹介記事はこちら
★当日感想文より★
・偉大なる先輩方が作り上げ、今日まで続いてきた留学同。それにナ自身も関わったことに誇りを感じます。今日という素晴らしい日を与えてくれた現役生に感謝です。ありがとう。今日という日を迎えるにあたって、かなりの練習や話し合い、葛藤があったと思います。それらを、今日という日を忘れず、これからも留学同を大切にしてください。本当にお疲れ様。最後に、留学同のイルクン先輩方、本当にお疲れ様でした。(20代、留学同OB)
・훌륭한 행사를 준비하느라 참말로 수고많았습니다.모든것이 감동스러웠지만 제일 흐뭇했던것이 바로 출연자들의 긍지에 넘친 얼굴들이였습니다.일본방방곡곡에 흩어져있어도 동포대학생들을 되찾아 묶어세우는 류학동조직의 힘,단결의 힘이 남김없이 과시되였을것입니다.본 행사의 성공을 도약대로 조직의 확대발전과 보다 큰 성과가 있기를 바라마지 않으며 서로 우리 운동의 미래를 앞장서 개척해갑시다!!(30대,동포)
・아주 감동했다.일본대학에 다니면서 민족을 찾고 조국을 찾고 미래를 찾는 학생들의 모습을 공연을 통해 감동적으로 볼수 있었다.정말 류학동조직이 귀중한 일을 하고있다는것을 잘 알수 있었다.정말 감동,감동했습니다.(60대,동포)
・ただただ、感動し、衝撃をうけました。とても多くの事を気付かされました。あまりに心を動かされて、正直考えがまとまらず、何を書けばいいかわかりません。しかし、自分の存在を問い続ける姿を想像するだけで、心が締め付けられます。今までは分かりませんでしたが、これからも留学同の学生たちを見習い、自分の自身の存在を問い続けていきたいと思います。今日は本当にありがとうございました。
みなさん、とても”よい顔”をしてました。うらやましい限りです。これからもしんどいことだらけだと思いますが、留学同という理解者と共に向き合ってください。私も頑張ります。 (20代、同胞)
・재일교포분들의 심정이나 겪어온 경험,가치관 등이 보여서 그리고 일본와서 처음으로 이렇게 남북한 상관없이 문화교류가 이뤄진거 보고 제 인생 처음으로 말로 표현할수 없는 무언가를 느꼈습니다.
자신의 정체성이상으로 소중히 여겨야 된다고 생각하는 것이 바로 조국에 대한 정체성이라 생각합니다.항상 열심이 힘내서 그런 정체성을 지키려하는 모습 유지하시기 바랍니다.(남조선류학생)
・연극이 매우 종았다고 느꼈습니다.유치원시절부터 대학에 이루기까지 조선학교에서만 배워온 저이니 류학동동무들의 그 힘겨운 갈등들을 알지 못한체 살아왔습니다.그 마음과 투쟁을 잘 알수가 있었습니다!류학동동무들의 눈빛에 큰 감격을 얻었습니다!!오늘 대축제를 올리는데 수고가 많으셨습니다!우리 서로 조선사람의 넋을 언제 어디서나 항상 간직한 뜨거운 청년으로 활동해나갑시다!(조대생)
・이 기간 정말로 수고하셨습니다.그리고 우리를 불려주셔서 정말 고맙습니다.오늘 공연을 통하여 우리 조선민족은 어디에 있어도 하나로 결속되여있다고 느꼈고 모든 연목에서 류학동동무들의 열심히 하는 모습을 보고 힘과 용기를 얻었습니다.장말로 좋은 공연이였습니다.수고하셨습니다.(조대생)
・2部から拝見させていただきました。演劇を観ながら、10年程前に自分自身も舞台に立ったことを思い出し感慨深いものがありました。
特に、誠一のオモニ役の方は、抜群の演技力であったと思います。その後の、打楽と大合唱も本当に完成度の高いもので圧倒されました。皆さんの表情が活き活きとしていて、その眼の輝きがまぶしかったです。最後に素敵な場に招待してくれた友人に感謝します。고맙습니다.(20代、留学同OB)
・よくぞここまで学生業もしながら仕上げたなと感動するとともに、ストレートに伝える直球の威力というものを思い知らされた。
今が留学同の歴史上、最も風当たりが強く厳しい時だと思います。でも、君らは間違ってないし、胸張って突き進んでください。「朝鮮人の高み」で会いましょう!! (30代、留学同OB)
・まだ興奮が残っていて、何から書いていいかわかりませんが、たくさんの元気をいただきました!自分がくじけそうなとき、いつも頑張っている留学同のトンムの顔がうかびあがります。ほんまにコマッスンミダ!!時間の都合により、改めて感想書かせていただきます。
大学の勉強やバイト、就活のあるなかで、日本社会の情勢に揺るがされながら負けずに運動している姿を見て、いつも胸がしめつけられます。お互い頑張っていきましょう。(20代、留学同OG)
・힘있는 연주나 노래,연극들 좋았습니다.마음이 깃들어있는것이 표정으로 볼수 있었습니다.련습기간에 많이 어려움도 있었다고 생각합니다만 완성도가 아주 높았습니다.류학동효고학생들은 표정이 참 좋아서 뒤에 있는 동무들도 좋은 연기를 하고 마음이 많이 전해왔습니다.오사까,교또의 사물놀이는 많은 동무들의 움직임이 딱 맞아서 보기도 듣기도 좋았습니다.도까이의 얀극은 재미있으면서도 수준이 높고 전하고 싶은 것이 감정으로 전해왔습니다.간또의 농악은 많이 련습한것이 보면서 알았고 탈춤은 어려운데 참 잘 되고있었다고 생각합니다.(20대,동포)
・全ての公演が、出演者のイキイキした表情が印象的です。今もなお、いろんなかたちで感じる朝鮮人としての葛藤や悩み、共有できる場やトンムがいるだけで生きる勇気や希望になるということを改めて認識することができました。留学同は、本当に、ばらばらに生きている朝鮮人学生たちをつなぐ場だと思う。ありのままで生きられる社会が訪れることを願ってやまない。(20代、留学同OG)
・初めて留学同のイベントに参加しましたが感動しました。私は日本人の大学生ですが、いままで自分が何者かなど自身を揺らがすような問いに向き合ったこともなく、それに向き合い、活動されている皆さんの思いが公演からひしひしと伝わってきました。すごく私自身、刺激をうけました。ありがとうございました。(20代、日本人学生)
・文化公演に来たのは2回目なのですが、さらに迫力やクオリティーが増していて、とても感動いたしました。日本人として、考えること、そしてこれから何ができるかをいろいろ皆さんと悩み、考えていきたいと思いました。
皆さんのとても前向きな姿勢に感動しました。これからもがんばってください。(20代、日本人学生)
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オープニング映像。留学同結成時からの写真がたくさん使われました。オープニング映像はこちらからご覧になれます。 |
| 映像に続いてオープニングを飾ったバンド演奏<<우리를 보시라(私たちを見よ)>> 。軽快なリズムでオープニングを飾ってくれました。 (京都) |
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植民地下の朝鮮と、抵抗する朝鮮民衆を描いた≪アリラン≫。オールオリジナルの力作でした。(兵庫) |
| 重唱≪길(道)≫。一世から受け継がれてきた伝統を3,世、4世が受け継いでいく熱い想いを込めて歌いました。(大阪) |
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舞踊≪채방울춤(鈴の舞)≫。技術力が高いと評判でした。(東京、西東京、神奈川、埼玉) |
| 留学同でのトンム(友)との出会いの貴重さと喜びを歌った重唱≪벗걸음(歩み)≫。とてもきれいなメロディーのオリジナルソングでした。(中四国、九州) |
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1部のフィナーレを飾ったサムルノリ。50人以上の大迫力の演奏でした。出演した学生たちのとても楽しそうな表情が印象的でした。(大阪、京都) |
| 大きな感動を呼んだ演劇≪私にとっての"ウリハッキョ"≫。アイデンティティーの葛藤や、留学同活動の中で多くの悩みや発見をしながら成長していく同胞学生の等身大の姿を描きました。(東海) |
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最後の演目となった農学舞。こちらも50人以上の学生による、トリを取るのにふさわしい、華やかな演目でした。(東京、西東京、神奈川、埼玉) |
| 学生代表による挨拶。厳しい環境の中でも同胞社会を担う主人公として羽ばたいていくことを観客の皆さんに約束しました。 |
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出演者全員による合唱≪앞으로(前へ)≫。会場はスタンディングオベーションとなり、出演者も大きな感激をもらったようです。 |
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