U-20女子W杯 朝鮮代表、ベスト8!!
去る8月19日~9月8日にかけて行われた「FIFA U-20 女子ワールドカップジャパン2012」に出場するため、朝鮮女子サッカー選手団が8月16日、関西空港に到着しました。朝鮮の選手たちが関西の地に降り立つのは1985年8月のユニバーシアード神戸大会以来、実に27年ぶり! 朝鮮に対する「経済制裁」、敵対視政策の逆境をはねのけ訪れた選手たちを一目見ようと、多くの同胞たちが共和国旗を手に歓迎しました。
Cグループに属した朝鮮は、初戦でノルウェーと対戦(神戸ユニバー記念競技場)し4-2で快勝! 続くアルゼンチン戦では9-0で今大会最高得点を記録!!
24日、東京駅に到着した選手団を、またも同胞たちが盛大に歓迎しました。同胞たちは赤いTシャツと共和国旗シール、スティックバルーンを用いて、声がかれるまで「必勝朝鮮!!」を叫びました。
同胞たちの声も力となったか、27日のカナダ戦(浦和駒場スタジアム)も2-1で勝利をおさめ、朝鮮代表は見事予選リーグを1位で通過しました。
予選通過で興奮冷めやらぬ29日、関東地方の留学同各本部(東京、西東京、神奈川、埼玉)の学生たちがさいたまスタジアムで練習中の選手たちを訪ねました。しばし練習を見学し、「マダン2012」の参加者全員のメッセージを書いた横断幕を手渡しました。選手たちは慣れない猛暑やロンドン五輪直後からのあわただしいスケジュールにもかかわらず、同胞学生たちの思いが詰まった横断幕に喜びを示し、一緒に記念写真を撮ってくれました。(横断幕はホテルで選手たちがいつでも見られるように飾ってあったそうです。)
31日の準々決勝では1-2で米国に惜しくも敗れてしまいましたが、最後まであきらめずゴールに向けひたむきにはしるその姿は私たちに大きな感動を与えてくれました。
また、「同胞たちに勇気を与えるつもりが、逆に励まされた」と涙を浮かべていた選手たちがとても印象的であり、とてもうれしい瞬間でした。
今回の朝鮮女子サッカーの活躍は、留学同の同盟員にとって祖国の息吹を直接感じ、たとえ住む場所は違えど同胞の厚い情を交わすことのできたとても貴重な期間となりました。
※選手たちは留学同の学生たちへ心を込めて色紙のプレゼントしてくれました。
選手たちと記念撮影
選手たちが留学同の学生たちにプレゼントしてくれた色紙
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