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在日朝鮮留学生同盟中央本部
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朝鮮高校学生の受験資格問題で、《日朝友好関東学生の会》玉川大学に要請活動(2007.1.19)

 東京町田市にある玉川大学が朝鮮学校出身者への入学(受験)拒否措置をとった件に関し、2007年1月19日午後3時、私たちは日朝友好関東学生の会の活動として、共同代表と以下、小林篤史、秦尹夏、崔曙哲、金涼子の計5名で玉川大に要請に行きました。

以下、要請時の大学入試課黒木次長とのやりとりです。(一部省略、簡略化)

代表(以下、代):今回の件を報道で知った。同じ大学生として、また、日朝の活動を行う者として、今回の件は遺憾だ。不受理を撤回して欲しいと思い、要請に来た。

黒木次長(以下、黒):基本的には現行の方針は変えない。昨日も人権協会が来たが、話は平行線だった。今入試に関しては現行で行くので重々理解して欲しい。個々で話し合っても無駄だ。

代:申し入れ書を読ませて欲しい。

黒:要請は受け取ります。良いですよ。

代:申し入れ書朗読

(朗読途中、「ほぼ全ての私立学校、ひいては国公立学校ですら朝鮮学校卒業生の入学(受験)資格を認めているという現在」というくだりで)
黒:「ほぼ全て」ではないでしょう。調べてください。文科省に聞いて。

代:(要請書の内容などいろいろと解説)

黒:いろいろな意見があることは分かります。真摯にうけとめます。決して韓国の方を差別しているわけではない。たまたま今回は資格的に審査が、ということ。ある種の平等です。入試の上での公平性の問題。

代:今日の毎日新聞の記事を読んだ。ここには「朝鮮学校を認めると他のインターナショナルスクールなどをどうするかといった問題になる、公平性を期すために断った」と大学のコメントとしてあるが、そもそも2003年でインターナショナルスクールは文科省の認可を受けた。これは矛盾ではないか?

黒:いや、これはインターの中にもいろいろある、一条校認定を受けたインターもあるはずだ。

代:(さらに話そうとすると)

黒:時間がないんです。すみませんがポイントを絞って話してくれませんか?明日からセンター試験で準備もあるし、この県でも抗議電話が殺到で3人で対応しなければいけないし・・・・・・。

崔曙哲:せっかく来たのでひとり一言ずつ言わせてください。

秦尹夏:一人の人間の進路がかかってるということを重大に考えて下さい。

小林篤史:学ぶ意欲のある学生のその意欲を弾圧するのはどういうことか。ちゃんと考えて欲しい。

崔曙哲:自分は今日来ている中で唯一の朝高を卒業し日本の学校に入った者として言いたい。学生が大検を受ける負担がどのくらいのものかわかりますか?受験や部活の時間を割いてダブルスクールし暑い夏に大検を何科目も受けたり・・・今回の件は大変遺憾に思う。

代:来期の制度はいつ決まるのか?

黒:まだわからない。 僕も個人としてはいろいろ思うが、決定する権限がないので・・・・・・。


 このあと、再度検討と今入試に間に合うように撤回を要請し、玉川大学の入試課を後にしました。
 その後、大学校門前で今事例に対する呼びかけのチラシを配布しようとしたところ、大学がひとつの学園都市として成り立っているため校門を出たところも敷地内であり禁止され、駅前で行ないました。

 在日本朝鮮人人権協会の金東鶴理事の話によると、前日理事が弁護士や神奈川朝高の先生と要請に行かれた時よりは、今回の方がまだこちらの話を聞く姿勢があったようですが、それにしても「時間がない、忙しい」といった発言、「一条校でないから駄目」「今回は現行で行く」の一点張りの態度には、玉川大学の誠意の無さ、この問題に対する意識の低さが伺われました。
 また、そもそも私たちが何を求めているのかや、「民族教育」がどのようなものなのかを全く理解しておらず、理解しようというしようとする姿勢のかけらも感じられませんでした。
 幸い、駅でのチラシ配りの反応は良く、「自分の大学でこんなことが起こっているのか」、といった声や、「テレビなど報道を見て知っている」、などといった関心の高さが伺え知れました。

 今後私たちは、文科省に2003年の決定方針自体の不備を要請、改善を促すといった根本的な働きかけや、玉川大学内部で解決の糸口を探すための玉川大教員や学生への働きかけなども検討していきたいと思っています。

(日朝友好関東学生の会)

 
 
 
 
 
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