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在日朝鮮留学生同盟中央本部
 
  
 
  《留学同通信》No2  
   
  《特集》ウリハッキョと私A  
     
 

「ウリハッキョ」という言葉は私にとって特別な意味を持ってい る。

私は日本学校出身で、留学同に出会うまでは「私たちの学校」と いうより、ただ単に「朝鮮学校」という認識でしかなかった。

朝鮮 学校の存在すら知らない日本人がいる中で、日本学校出身の私が、 なぜ朝鮮学校の存在を知っていたかというと、オモニが朝鮮学校出 身、それも朝高を卒業していたからである。

ただ、オモニ自身が朝 高の同窓会があっても行かないし、同胞と会うことすら避けていた 状態で朝鮮学校に対するイメージは決して良いものではなかった。

そのような中で、無償化除外反対のための署名活動や街頭宣伝に 参加しても、どこか他人事で主体的に問題を捉えることができないでいた。そんな私が朝鮮学校の問題を自分のこととして捉えるよう になったきっかけは、4・24阪神教育闘争について知ったことだ った。

朝鮮学校が何のために建てられたのか、それを守るために闘 った1世2世たちの姿。これらを学ぶことで自分の中で、朝鮮人で あるのに朝鮮語が話せない私という存在のある意味での異常さが浮 き彫りにされたのだ。皮肉な話であるが、自分が奪われた存在であ ることを認識して初めて、ウリハッキョがその名の通り「私たちの 学校」だと思えるようになったのだった。

その後、オモニに対して「なぜウリハッキョに通わせてくれなか ったのか」と恨む気持ちも生まれた。

しかし、その気持ちも大祝祭 での演劇を通して親の子に対する「悲しい優しさ」に触れることで 変化していった。

その頃から、朝高の同窓会に初めて参加したオモ ニが同級生や先生の話、朝高の時の話を少しずつしてくれるように なった。

その時に私はほんの少しの羨望を感じながらも、オモニの 母校を守ること、自分の子や孫が私のように葛藤を感じることなく 、堂々と当たり前にウリハッキョに通える未来を創らねばという決 意を持ったのだ。

現在、ウリハッキョを取り巻く環境は日増しに厳しくなっている 。

そして、またあの4・24のように在日同胞たちは闘いを始めて いる。

しんどいこともたくさんあるが、ウリハッキョを守ることは 私自身の未来、ひいては私たちの未来、ウリミレを守ることだと私 は思う。


(名心支部ーC.S)

 

 
     
     
     
 
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