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在日朝鮮留学生同盟中央本部
 
  
 
  ≪留学同通信≫No5 特集  
   
  私とウリマル
 
     
 

専従イルクンとして活動し10年の歳月が流れた今では私の不遜な態度に誰も信じてくれないが、大学一年の秋に生まれてはじめて朝鮮人のモイム(留学同埼玉の料理モイム。キムチチゲではなくなぜかとても味の薄い味噌汁が出来上がった。)に行ったときイェ、アンニョンハシムニカの二つの朝鮮語しかわからなかった。

緊張しながら、期待しながらおずおずと叩いた民族の扉。自然と飛び交うウリマルや本名で自然と呼び合う感じ。なんとはないモイムだったがその日から私の中で留学同なしでは考えられない生活が始まった。

民族を渇望し、憧れ、留学同のみんなが言っていることを何とか理解したかった。

でもその反面「どうせ朝鮮学校に通ってないのだからウリマルがわからなくてもしょうがない。」と言う気持ちがあったのも事実だった。

するとある先輩が会うたびに「全美、ウリマル勉強しているか?」と聞いてくる。そのたびに言葉を濁したり笑ってごまかしたりしていたのだが「全美がウリマルを学ぶということは朝鮮人からウリマルを学ぶことを奪ったものへの抵抗運動なんだよ。」と言われ衝撃を受けた。

私にとってウリマルは単純に語学を取得することではないんだ・・・。単語一つが文法一つが私にとっての抵抗運動なんだ・・・。

そこから真剣に取り組もうとウリマルと向き合った。大学で2年間朝鮮語の授業を選択した後、留学同埼玉主催のウリマル学習会に月二回参加しハングル検定も積極的に受けた。

それでも専従として活動してからが本当の意味で「活きたウリマル」に出会えたと思う。一世同胞の独特のウリマル、祖国で触れるウリマル。

学ぶほど奥が深く味わい深い。幼少期、秘密の話になるとウリマルで話を始める両親とも今ではウリマルで会話が出来る。ウリマルには温度がある。私にとってウリマルはずっとずっとあったかい。

(留学同埼玉卒業生)

 
     
     
     
 
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