週刊『現代』に留学同代表抗議(2006.12)
週刊『現代』12月16日号の40〜41頁に私たち在日本朝鮮留学生同盟(略称:留学同)と関連し、「総聯のオルグ専門部門」、「女性メンバーがあらゆる手を使ってオルグする」、「総聯によって一本釣りされ、工作員に仕立て上げられた者」と書かれた事に対し、全く事実無根であり、また留学同に所属する多くの学生や職員、卒業生の名誉を著しく毀損されたとの傷心と怒りの声があがり、12月11日、留学同中央 朴東浩副委員長を代表として留学同職員と同盟員5人が講談社本社にある週刊『現代』編集部に対し抗議と申し入れを行いました。
以下当日のレポートです。
2006年12月11日(月)
13時53分 東京メトロ有楽町線護国寺駅『講談社』ビル前に抗議団集合
13時54分 講談社にて受付及び訪問の趣旨を告げる
13時59分 担当者の連絡を待つ
14時01分 受付にて、担当者不在、またアポが取れていない為面談不可能と告げられる。
(※留学同中央では12月6日(水)から数度にわたり『現代』編集部に電話をし、担当者とも直接話した。12月9日(土)に再度電話したところ、担当者が不在だったため、12月11日月曜日午後2時に伺う旨を伝えてもらえるようにお願いし、先方も伝えるとしていた。)
14時03分 申し入れ書を直接編集部に渡したいと伝え、再度受付にて連絡してもらい直接話すが、「受付に渡しておいてくれ」、「担当者がいないから会えない」などとして会うことを拒まれ、約5分間受付の電話越しで押し問答の末、『直接手渡す』ということで編集部の者を受付に下りてくるようにした。
14時15分 編集次長をはじめ3人の関係者が受付に降りてきてその場で名刺交換をし、今回の件に関する私たちの主張と申し入れ書、質問書を読み上げ次長に手渡した
14時20分 抗議団一人一人が発言し、留学同西東京所属の学生は涙しながら今回の記事に対して怒りを表し、強く抗議した。その後彼らにも一言もらおうとしたが、ほとんど何も喋ろうとせず「担当者ではないからわからない」、「アポが取れていたかどうかは確認する」とだけ言った。
14時33分 抗議団代表の最後の主張を終え、先方の「回答はする」との言葉を聞いて今回の抗議は終わった。
私たちが申し入れ書を『直接手渡す』ことに固執したのは、必ず担当者に書類が渡り、回答をもらうということ、そして実際向き合って、当然ではあるが同じ人間として顔を見て話がしたいという想いが込められていたのにも関わらず、彼らの表情を見るとまるで無表情であり、こちらの申し入れを真摯に聞く態度は全く感じられませんでした。
その後、私たちが回答期日とした一週間を超えても全く回答が無かったため、12月18日と20日に再度『現代』編集部に電話をし催促したところ、ようやく12月21日速達にて回答が届きました。
一言で言って、『現代』編集部から届いた『回答書』は、私たちの申し入れと質問に対し何一つまともに答えておらず、私たちから催促してようやく渋々郵送したとしか思えない、非常に不誠実なものであります。
今回の記事は、留学同に対する明らかな名誉毀損であり、さらには女性に対する侮辱に他ならない極めて悪辣であり陰湿な内容であります。
私たちは今回の週刊『現代』のようなでっちあげと不誠実な対応を決して許しません。『現代』のみならず、今後もマスコミの共和国や総聯、在日朝鮮人に対するネガティブキャンペーンに対し、断固として声を上げていくことでしょう。
留学同中央が週刊『現代』編集部及び担当記者に提出した申し入れ書
留学同中央が週刊『現代』編集部及び担当記者に提出した質問書
講談社週刊現代編集部が留学同中央に送付した回答書
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