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在日朝鮮留学生同盟中央本部
 
≪コチュカル通信≫280号
     
 
女性たちのリレーメッセージ〜在日朝鮮人運動の現場から〜


 
   今回は、コチュカル通信編集部のR・Jが前回のR・Hトンムのメッセージに応えました。次回は大学で心理学を専攻しながらフェミニズムを学ぶR・Yトンムが応えてくれます。
   
 

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 S・Hトンム、R・Hトンムの問いかけに同じ時代を生きる在日朝鮮人女性、そして留学同活動に携わる一員としてとても共感を覚えました。

  R・Hが前回指摘した通り、植民地主義がもたらした性差別は引き続き同胞社会の中に根強く残っています。特に日本の「家」制度が儒教思想や植民地主義と結びつき、更なる性差別の中に在日朝鮮人を閉じ込めてしまったことは私たちにとって大変不幸な歴史であると言えます。

  そのような在日同胞女性が置かれてきた悲惨な状況を明確に書いている金伊佐子さんの文章「在日女性と解放運動―その創世記に」を読むと、30年経った今でも変わらない在日朝鮮人女性を取り巻く環境に心痛みながらも性差別解放の崇高な理念を感じることが出来、是非多くの留学同学生に読んでほしいと思っています。

  私たちの周りには在日朝鮮人の差別にはとても敏感なのにジェンダーの話になると露骨に顔をしかめたり、茶化すような態度をとる男性が少なくありません。本当の意味での性差別からの解放を誤解している人が多いこと、性差別が実は右翼思想と根深く結びついていることをメディアや消費社会が見づらくしているのだと思いますし、外的な要因でより男女の役割が明確になってしまっているのです。

  留学同の様々な経験を通じて、今では私が在日本朝鮮人人権協会の性差別撤廃部会の責任者を任されていることは、R・Hトンムもよく知っていることとは思いますが、あのような性差別について語り合う場、女性がエンパワメントする場の重要性を感じると同時に同じような志向を持ち活躍する同胞女性が多方面にいることにとても励まされています。運動とは常に隣にいる仲間に、そしてあらゆる可能性に思いを馳せて展開されるべきものだという事を教わった場でもあります。私のいる留学同の場、ひいては在日朝鮮人が集う場が性差別によって色んな可能性を遮断したり、それによって取りこぼされる人が出る場にならないように常に気を付けなければならないと思います。

  ジェンダー学を大学で学ぶことのなかった私は今独学で学んでいますが、心理学を専攻しながらフェミニズムを学ぶ留学同東海のR・Yトンムにはいつも刺激を受けています。R・Yトンムの思う、より解放された在日朝鮮人運動のあり方について是非聞かせてください。楽しみにしています。

→281号に続く

 
     
 
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